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Aug 6, 2011

怖い夢

229: 本当にあった怖い名無し:2010/11/21(日) 06:07:16 ID:H7csrdH4O
去年の話

ヘトヘトで仕事から帰って来て、テレビも電気もつけっぱなし
着替えもしないで帰ってきたままの格好でソファーの上で寝ちゃったんだわ

ハッと目が覚めたら、部屋が真っ暗でちゃんとパジャマを着て布団に入ってるの
「あれ~いつの間に??」と思いつつ時間を確認するため
携帯を取ろうと体を動かそうとするも、何故かビクとも動かない
金縛りとかそういうことは全然頭に無くてただひたすら「??」状態

すると玄関のドアノブをガチャガチャ回す音が
狭小ワンルームなので今いる場所から玄関までは見渡せるので、
体は動かせなくても玄関の様子は視界に入る状態

すると誰かが入ってきた
強盗とかそういう感じではなく、靴をポイポイっと脱ぎ捨て
自分のうちに帰ってきたかのような堂々とした雰囲気

私も「隣の人が間違えて入ってきた!ギャー部屋汚いのに恥ずかしい!!
こっち来る前に間違えてることに気づいてー!!」
なんて思ってた

私の願いも虚しくその人物は短い廊下をツカツカと渡りきり、部屋の電気のスイッチを押した

電気ってすぐパッと付くわけじゃなくて、何回か点滅するじゃない
そのチカッチカッチカッの間に、
黒のフルフェイスのヘルメット、黒のライダースジャケット、
黒のパンツ、左手に灯油なんかを入れるような青いポリタンクを持った男が見えた


230: 本当にあった怖い名無し:2010/11/21(日) 06:09:23 ID:H7csrdH4O
そこで目が覚めた
電気もテレビもつけっぱなしで、帰ってきたままの格好でソファーに寝転がってた
「なんだ夢かー!」と時間を確認したら、帰ってきてから35分くらいしか経ってなかった

私はエントランスのオートロックを過信してドアの鍵をしめない癖があり、
その日も案の定しめてなくて、でも変な夢を見たあとだったから一応鍵をかけに行った

そしたら、鍵をガチャンとしめたと同時くらいに
向こうからドアノブをガチャガチャッと回された

本当に同時くらい
すごいタイミング

私はびっくりして動けなかったんだけど、その間もノブは忙しなく回ってた
ドアの向こうのやつに部屋にいることを悟られてはいけないような気がして、息を殺してジッとしてた
ノブのガチャガチャが止んでしばらくして、ドアスコープから外を覗いたけど誰もいなかった

あの変な夢は予知夢だったのか、もし鍵をかけるのがあと一歩遅かったら誰が入ってきたのか、
と思うとゾーッとする

幽霊系よりもこういう話のほうが怖く感じるのは、霊感の無い自分にも起こりうるからだろうか。
私も以前住んでいたマンションではオートロックを信用していたので、部屋にいるときは鍵をかけないことが多かった。

Jul 27, 2011

ビデオテープ

521: 本当にあった怖い名無し:2011/07/08(金) 20:19:54.16 ID:dlCL2uZt0
私は親族に、主に妻の家族へ隠し事をしている。
なぜ私だけが知り、なぜあの時お義父さんが私だけに話したのか
それは10年以上経過した今でも、わからない。

それは妻の母親、つまり私のお義母さんが亡くなってから2ヶ月後、
その日は甥の誕生日があり、親族で誕生日パーティーを開いたときの事だった。
私は義兄に頼まれて、そのパーティーの様子を8ミリテープのビデオカメラで撮影していた、
すでに認知症気味だったお義父さんもその席にいた。

お義父さんはには、妻との結婚や娘の誕生の時など、
元気な頃には本当に数え切れないほどお世話になった方だった。
正直、飲んだくれで借金まみれだった私の実父なんかとは、
比べ物にならない立派な人であり、心より尊敬できる「父親」であった。

そんなお義父さんは、ボ~っとしたまま焦点があわない瞳を泳がせるだけになってしまった、
今までのご恩を思うと、そんな姿が本当に痛々しかったのを覚えている。

後日、チェックの為にビデオを見ていると、お義父さんの座っている椅子の後ろに、
ぼんやりと小さな白い影が映っているのを発見した。
その後、義兄の家へ赴きビデオを再生しながらそれを見せると
「これお袋じゃないかな。」
と、言う。

確かに生前のお義母さんの背格好によく似ている気がした。
「親父を思って出てきたんじゃないかな、ほら親父はもうボケ始まってるし、あの世に行っても心配してるんだろうな。」

あまりオカルトな事とはほとんど無縁な私だったが、
その時はなぜか素直にナルホドと思ったのを覚えている。
他の親戚に会うたびに、そのビデオを見せた、不思議と怖がる者は一人もおらず、
みんな納得したかのようにお義父さん夫婦の愛情を喜んでいた。

そして再び妻の家へ出向いた際に、ビデオテープをお義父さんにも見てもらおうと持っていった。
「ほら、お父さん、ここにお母さんがいるよ。 まだお父さんの心配してるんだね。」
妻がTVに映し出された小さな人影を指差して父親の耳元で話をしていた。

そこで私は、お義父さんのボンヤリとした目に涙が浮かんでいたのに気づいた。
妻もそれに気づき共に涙を浮かべた。


522: 本当にあった怖い名無し:2011/07/08(金) 20:21:13.77 ID:dlCL2uZt0
その日から1ヶ月もせず、お義父さんが倒れた、脳内出血だった。
救急車で病院に運ばれたのだという。

それ以降、親戚の間では「お義母さんが、お義父さんを連れて行こうとしているんじゃないか」
と、噂をするようになった。

あのビデオを見せた日の感動が何かバカにされているようで、私たち夫婦は悔しかったが
時期や状況だけに、そうさせてしまうのは仕方のないことだった。

お義父さんのお見舞いに行った時、もうほとんど寝たきり状態になり
言葉も不自由になった姿を見た私は、涙を堪えるのに必死だった。
あんなにも優しく、強かったお義父さん・・・今の姿からその面影も感じることができなかった。

妻が席を離れた時、ふとお義父さんがTVを指差していることに気づいた。
TVが見たいのだろうかと思った私はTVの電源をつけようと立ち上がった、
しかしふと気づく、お義父さんの目は私を見ていた。

何か言いたいことがあるのだろうか?
そこで私は、あのビデオテープに関することじゃないのかと思った
それはある意味直感的なものだったのかもしれない、
お義父さんの呂律の回らないしわがれた声がそれを確信に変えてくれた。

しばらくして、お義父さんが亡くなった。お義母さんが亡くなって1年も経過していなかった。
案の定、親戚の間では「お義母さんが連れて行ったんだ」という話になっていた。

そう、妻の親戚の間ではそういう話にしておいたほうがいいのだ。
これ以上、あのお義父さん夫婦の間を汚してはならないのだ。
だから、あの病室でお義父さんが何故か私だけに言った
あの言葉は私の心の中だけにしまっておこうと誓って、もう10年以上が経過した。

「あれは、ばあさんじゃない」

もうほとんど、あのビデオは話題に上がらない。

怖っ!
最後の括弧でブワッと鳥肌が立った。